相州だるまの伝統感じて 市博物館で展示
市博物館2階情報コーナーで、相州だるま展が行われている。相州だけでなく、多摩や高崎の大小様々な約30点のだるまと、製造に使用される道具が並ぶ。
他県のだるま市が正月から3月頃まで開かれるのに対し、神奈川県は12月に多いことから「平塚の伝統的な縁起だるまを多くの人に知って欲しいので、毎年この時期に展示しています」と学芸員の浜野達也さんは話す。
相州とは昔の相模国(神奈川県周辺)の総称で、この地方のだるまは顔が白く、まぶたには金箔が貼られる。眉やひげの描写が細かいのも特徴で、目玉を金色に塗る例もある。毛付きの金目だるまは多摩だるまの流れを汲み、華やかな相州だるま最大の特色となっている。
相州だるまは明治30年頃に四之宮で発祥し、現在は本家長嶋達磨店、荒井だるま屋、長嶋福ダルマ物産の3軒が製造に携わっている。型は同じだが、顔の描写や金線模様、お腹に入る「福入」の文字色などが異なるという。
浜野さんは「県内各地でだるま市が開催されているので、機会があれば足を運んでみてほしい」と話している。展示は2014年1月26日まで。午前9時〜午後5時(入館4時30分まで)。問い合わせは同館【電話】0463・33・5111。
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