平塚版 掲載号:2013年12月26日号
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真田東部営農組合の組合長として「集落営農」を目指す 市川 亀雄さん 真田在住 69歳

真田の農業に新たな礎を

 ○…「組合長に選ばれたのは一番年上だったからだよ」と、相好を崩し取材に応じる。「集落営農」を目指す真田東部営農組合の発起人の一人。国が打ち出した「人・農地プラン」の存在を知り、仲間と共に行政や地域農家と話し合い、組合設立に尽力した。「このまま高齢化が進めば、真田の農業はもたない。その前に地域ぐるみで営農に取り組む仕組みを作らなくては」という思いがそこにあった。

 ○…組合設立の最大の目的は、農地の集積。真田東部地域の農地を組合が取りまとめて再配分し、作業の効率化を図るためだ。地域の農家が一丸となって取り組むことで、後継者の育成や新規参入者促進など担い手不足の問題にも光が見えてくる。しかし、課題も残されている。市外から耕作に来る人も多く、今すぐ全ての農地を集積するのが難しいという。「でも、いずれは一緒にやっていけるようにしたい。これが当面の目標」と意気込みを語る。

 ○…真田で生まれ育つ。祖父も父も専業農家で、畑仕事は子どもの頃から手伝っていた。いずれは家業を継ぐため、農業高校に入学。卒業後は製造業に従事しながら農業を手伝っていたが、父が体調を崩したことで後を継ぎ、定年までは兼業農家。今は専業農家として家業を守っている。「息子も今は勤め人で、農繁期に手伝ってくれている。後に続く若い世代に、新しい道筋を残してやりたい」と話す表情に、子を思う父親の顔をのぞかせる。

 ○…「今後、他の地域でも同様の団体ができれば嬉しい。情報交換もできるしね」と、集落営農の広がりに期待を寄せる。組織はまだレールが敷かれ、走りだしたばかり。全てが手探りで、これから待ち受ける問題や生まれるメリットなど、わからないことの方が多いという。「それでも、このままでは農業が衰退していくのを待つばかり。新しい形を作り、次代に引き継げれば」と語る瞳は、地元農業の未来を見据える。
 

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