PR効果に地元も期待
小田原厚木道路の平塚パーキングエリア(PA)内にある店舗「gooz EXPRESS」が、平塚漁港で水揚げした低利用魚を活用した商品「うまっソウダふりかけ」の販売を開始した。観光客の集まる立地から、同店はこうした地場商品を店の魅力化につなげ、市内関係者も平塚のPRになると期待している。
スリーエフの運営する同店は2011年のオープン当初から、JA湘南と連携して地元生産者が持ち込む青果を直売する他、昨年から市認定の「湘南ひらつか名産品」の一部販売も始めるなど、これまで地元色を濃く反映した店づくりに取り組んでいる。
スリーエフの渡辺雅也さんは「平塚PAは埼玉や千葉方面からの観光客をはじめ、観光バスの利用も多い。『平塚ならではの土産はないか』との問い合わせも寄せられ、地の物は手が伸びやすい」と話し、地元商品の販売に意欲的だ。
平塚市が同店に地元名産品などを紹介、販売を持ちかけてきた経緯もある。市産業振興課職員は「PAは県外や市外の人が集まり、平塚のPRに絶好の場所」と期待する。
今回新たに販売されたのは、地元で飲食店を営む「いしけんフードサービス」(石川賢一社長)が昨年に商品化した「うまっソウダふりかけ」だ。
平塚漁港で水揚げされた低利用魚のソウダガツオを活用したいと、漁協や行政からの依頼を受け、地場産ネギと佃煮風に仕上げ、常温で日持ちする商品に加工した。
スリーエフの渡辺さんも地場の魚で作ったふりかけを「アピールしやすい商品」と判断、店内調理のできる店舗の特性を生かし、ソウダふりかけのおにぎりも併売することにした。
ふりかけやおにぎりは週末にはそれぞれ20個程度売れており、渡辺さんは「春夏の行楽期にはもっと見込めそう」と算盤を弾く。石川社長も「平塚のことを知ってもらう意味でも多くの人に土産に持ち帰って欲しい」と期待していた。
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