日産車体が新本館竣工 津波避難ビルに指定
市内堤町の日産車体湘南工場第2地区に同社新本館が完成し、3月10日に竣工式が行われた。渡辺義章社長をはじめ、落合克宏平塚市長ほか来賓と工事関係者らが出席した。
竣工式と合わせて同日、同社と平塚市、地元の榎木町中堂自治会の3者は津波避難ビルの使用に関する協定を結んだ。大津波警報が発令された場合、4階建ての新本館ビルは中堂地区の住民と同社従業員の緊急・一時避難場所としての役割を担う。建物には外階段が設けてあり、約700人が避難できるという。市が指定した津波避難ビルは、これで73カ所目となった。
同社は2007年、天沼にある湘南工場第1地区の閉鎖を決定。10年1月からの九州工場稼働にともない、湘南工場の再編を進めてきた。第1地区19万平方メートルのうち14・3万平方メートルを三井不動産に売却することが決定し、現在、建物の解体作業が行われている。土地の引き渡しは来年3月を予定。昨年秋には第4地区の売却が済み、同社の車両生産は第2地区に集約された。
渡辺社長は「再編を完了した湘南工場の競争力を存分に活かし、発祥地の平塚で事業を継続していく。市へ貢献することは、地元との長い付き合いや支援を得た我々の役目」と述べた。
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