平塚のロケット開発 今に伝える火薬廠の技術
平塚版
掲載号：2014年3月20日号
ロケット開発の変遷がわかる
「知られざる平塚のロケット開発」と題した展示が30日まで市博物館寄贈品コーナーに設けられている。
戦前、国の爆薬・火薬などを製造していた平塚海軍火薬廠では火薬を用いたロケットモーターを開発。噴進砲や桜花といったロケット兵器として実戦に投入された。ロケットを飛ばすための推進薬や圧出機を設計した中心人物が研究部の故・村田勉さん。村田さんは戦後、「日本のロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫教授の研究グループメンバーである戸田康明さんと出会い、開発に協力。短い時間で村田さんが作った推進薬が小さかったことから糸川教授はこの火薬に合わせた小型ロケットを作成。これが戦後日本初の「ペンシルロケット」となった。
展示では火薬廠の研究資料、ロケット兵器、最新のイプシロンへの流れなど戦前から戦後にかけた国内のロケット開発の詳細が見られる。博物館では「平塚での研究が今のロケットにつながっていることを知ってほしい」と話している。
戦前、国の爆薬・火薬などを製造していた平塚海軍火薬廠では火薬を用いたロケットモーターを開発。噴進砲や桜花といったロケット兵器として実戦に投入された。ロケットを飛ばすための推進薬や圧出機を設計した中心人物が研究部の故・村田勉さん。村田さんは戦後、「日本のロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫教授の研究グループメンバーである戸田康明さんと出会い、開発に協力。短い時間で村田さんが作った推進薬が小さかったことから糸川教授はこの火薬に合わせた小型ロケットを作成。これが戦後日本初の「ペンシルロケット」となった。
展示では火薬廠の研究資料、ロケット兵器、最新のイプシロンへの流れなど戦前から戦後にかけた国内のロケット開発の詳細が見られる。博物館では「平塚での研究が今のロケットにつながっていることを知ってほしい」と話している。
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