緑のカーテン 市民配布苗 業者購入へ
市は住宅の壁面やベランダに蔓性植物を利用した「緑のカーテン」を設置してもらおうと、2008年から「クール・タウン作戦」と称しゴーヤ苗を無料配布している。今年も4月7日に募集を始めたところ数日で定員に達し、申し込みを締め切った。
節電対策として注目される緑のカーテン。日よけとしてだけでなく、葉の表面から水分が蒸発する作用で打ち水に似た効果が得られるという。市の苗配布は募集開始前から問い合わせを受けるほど人気があり、「家族で育てることができた」「エアコンをつけずに夏場を過ごせた」「収穫が楽しみ」など好評を得ている。
配布用の苗はこれまで、市庁舎で実施した緑のカーテンから収穫された種を市民、里山保全活動団体、市職員がボランティアで育ててきた。そのため希望者に栽培可能な限り提供でき、昨年は設定数300株に対して2倍以上の苗を配ることができた。
しかし昨年は市庁舎建て替えの影響で種を収穫しなかったため、今年は苗を業者から購入し、設定数300株のみ配布することになった。市環境政策課によると新庁舎では壁面緑化の予定はなく、ボランティアによる栽培も負担が大きいとして、今後も購入したものを配布する予定だという。
同課では「楽しみながら地球温暖化対策ができると喜ばれている事業なので、今後も続けていきたい」としている。
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