「SunSunマルシェ実行委員会」の代表を務める 相山 洋明さん 桃浜町在住 44歳
平塚に「マルシェ」の風を
○…「平塚らしさが詰まった地場産品を通して、出店者もお客さんもみんなが笑顔になれるような空間を作りたい」。毎月第2日曜日、駅南口エリアなどで開いている市場「SunSunマルシェ」(=同じ面に関連記事)にはそんな思いを込める。市内生産者や商店主を一堂に集め、地元産の野菜や食品、雑貨などを対面販売している。「作り手と消費者が直接顔を合わせてコミュニケーションをとれることがマルシェの醍醐味」といきいきと語る。
○…かつてフランスに行った時に見た活気あるマルシェに憧れたのがきっかけ。2010年、地産地消で地元を盛り上げたいという農生産者と意気投合し、自身の経営する飲食店の駐車場を使って、小さなマルシェを始めた。以来、活動に共鳴する有志の手を借りて毎月続け、今年4月からは平塚湘南海岸公園に会場を移し規模を拡大して開催するなど徐々に地域への浸透を広げている。
○…埼玉県出身。調理専門学校を卒業後、料理人をめざしてレストランに就職したが、「ワインを入れる瞬間や料理を運ぶ時、常にお客様と直接顔を合わせもてなすことができる」と、サービスマンの仕事に惚れ込んだ。ウエイターやバーテンダー、ホテルの支配人など接客業のキャリアを積み、32歳で独立。「自然豊かで農生産者にも近く、何より大好きなサッカーのプロチームがある」と、開業の地に平塚を選んだ。
○…「平塚出身でないからこそ分かる、平塚の魅力がたくさんある」と熱っぽく話す。経営しているフレンチレストランやカフェ&バルでは、地元農家の朝採れ野菜や、相模湾の海の幸をたっぷり使った料理を提供。食を通して地域の魅力を発信している。「駅南口から海へとまっすぐに続く『なぎさプロムナード』なんて、素敵な通りだと思いませんか。いつかあの1本道にずらりと出店者を並べて、マルシェを開くのが夢」と声を弾ませた。
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