平塚市議会は2日、各会派代表らによる議会活性化検討委員会を開き、来年春の統一地方選をにらんだ議員定数の見直しについて議論をスタートした。
検討委員会には、保守系会派「清風クラブ」と民主党系会派「湘南フォーラム」から各2人、「公明ひらつか」と「平塚自民クラブ」、「日本共産党平塚市議会議員団」から各1人、正副議長の計9人が出席、非公開で開かれた。
本紙取材で、定数見直しに前向きな清風クラブの議員の一人は、「横須賀市議会では人口1万人に対して議員1人を基準に(2011年統一地方選挙にあわせて)定数を削減した。今の財政状況の中、議員も身を削る努力をすべきで、時代にあった適切な議員定数を探るべきだ」と話す。
一方、定数削減には反対の立場である共産党議員は「議会として行政のチェック機能を果たすため、何をすべきか整理をしてから定数について議論すべき。市民の声を市政により多く反映させるためにも、削減ありきの議論には賛同しかねる」と話している。
他の会派の議員は「慎重を期して議論したい」(湘南フォーラム議員)、「議論には前向きに取り組む」(公明ひらつか議員)、「議会活性化に向けた取り組みを含め、総合的に議論すべき問題だ」(平塚自民クラブ議員)などと取材に答え、今後検討を進める構えだ。
市議会が議員定数の見直しを行う場合、来年の統一地方選挙に定数を反映させるためには、市選挙管理委員会が「選挙日程などが定められる12月までに定数を決めておくことが必要」との見方を示しており、遅くとも12月定例会での議案採決が期限となりそうだ。
市議会では06年9月議会で定数を34から4議席削減する条例案を可決、翌年5月の統一地方選から30議席。
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