国際ソロプチミスト平塚の会長に就任した 水島 米子さん 土屋在住
女性の力を社会のために
○…女性の地位向上や未来を担う若者への支援など、身近な奉仕で地域社会の発展を担う女性団体「国際ソロプチミスト平塚」で20年以上活動を続ける。結成35周年という節目の年に会長職に就き「若い会員の手本となれるよう頑張りたい」と、ゆったりとした口調で抱負を語る。
〇…ロータリークラブに所属していた夫の影響で、奉仕活動は身近な存在だった。とはいえ、仕事や子育てをこなせば1日はあっという間に過ぎ去る。「仕事と家の往復だけではだめ」という家族の後押しで一念発起、ソロプチミストへの入会を決めた。「歳をとってから新しい友人をつくることは難しいけれど、活動を通して多くのメンバーと交流できることが楽しくて」と充実感をにじませる。何よりも、活動資金となるチャリティーコンサートの企画を通じ、支援対象となる団体への寄付金が集まった時の喜びはひとしおという。
〇…結婚を機に土屋へ移り住み、義理の父が創設した社会福祉法人つちや社会福祉会で高齢者介護に携わるようになった。現在は3代目となる理事長の座に就き、地域に根差した運営を理念に掲げて高齢者の生きがいを追求する。利用者や職員による絵画や手づくり品が飾られた施設は、森の中の美術館のよう。土屋の豊かな自然の中で、自身も穏やかな時間を過ごす。「老人施設は、必要に迫られた人が利用する場。本人はもちろん、ご家族にもほっとしてもらえるような場所でありたい」と、親子代々受け継ぐ奉仕の精神を施設運営に反映させる。
〇…約30人の会員を率いる会長職に重責を感じながらも「中立的な立場でいろんな意見を聞いて、客観的な判断をすることが大切」と自身に言い聞かせる。周りから『あなたは言葉は良いけれど声が弱い』と指摘されて話し方教室に通うなど、自分磨きも着々。女性ならではの視点で実践する奉仕が、より良い社会の実現を支える。
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