平塚市は26日、市議会9月定例会に提出する議案を発表した。一般会計の補正予算案には、小中学校向け教育用タブレット端末の購入や駅前商店会アーケードの撤去補助など、総額8億5852万円を計上。そのほか競輪場のメインスタンド整備に関する特別会計の補正予算や、前年度の各会計決算の認定、市職員の法令の遵守等に関する条例案など24案件を提出する。
教育用タブレットは算数の図形理解や体育の動作撮影など、授業を視覚的に進めるために活用するもので現在、市教育研究所が10台を管理、希望する小中学校に貸し出している。今補正では端末を80台増やすとして500万円を計上した。
アーケード改修補助金は、駅前大通り沿いの商店会「みどり会」が老朽化したアーケードを撤去するため、300万円を補助。市はこれにあわせ、駅前大通り線のバス停屋根を設置する費用も補正した。
一方、特別会計では、平塚競輪場が耐震性に問題のあるメインスタンドの整備に伴い、仮設建物を含む解体工事費3億6424万円を補正した。解体作業は来年1月下旬に着工、総額約7億6千万円を見込む。競輪場によると、新しいスタンドの整備費については現在積算中で、17年春の竣工を目指しているという。
2013年度の一般会計決算は、歳入が839億6259万円で前年度比4・6%(40億5710万円)減。歳出は799億9823万円で同5・0%(42億4289万円)減少した。
歳入では、市税収入が428億7891万円で前年度比0・7%(2億9875万円)の微増。市債発行額は55億3990万円で同30・2%減らした。
市職員の法令の遵守等に関する条例は、生活保護支給の不適切な対応や職員の飲酒ひき逃げ事故などを受け、外部からの通報制度や庁内コンプライアンス推進委員会の実施などを盛り込み、職員の法令遵守や倫理の保持を図る。
総合公園改修など8億5千万円
9月議会に提出される一般会計補正予算案には、総合公園の改修や学習支援補助員の増員、水痘の予防接種などが盛り込まれている。
総合公園では「子どもの広場」の遊具が老朽化したとして交換工事に900万円。プロバスケットボールbjリーグや高校総体の開催などに応じ、トッケイセキュリティ平塚総合体育館の電光掲示板4基の改修費2400万円を盛り込んだ。
教育費では、小中学校の学習支援補助員(サン・サンスタッフ)を10人増員、252万円の賃金を補正。小学校4校の放送設備の改修費850万円も計上した。
また、水痘と高齢者肺炎球菌感染症の2疾病が10月から、定期予防接種の対象に追加されたため、接種費1億3492万円を補正した。
補正予算に計上された他の主な事業は次の通り。▽紅谷町立体駐車場の修繕費1950万円▽自治会管理の防犯街路灯の新設約50件、LED化約340件の補助金225万円▽放課後児童クラブ30カ所で午後6時30分以降も開所する延長委託料1135万円▽地区公民館の畳修繕やトイレの洋式化など3694万円
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