平塚市 サッカーなど2種目に照準 五輪キャンプ誘致へ始動
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、市はサッカーとビーチバレーの2種目を中心に事前キャンプの誘致に取り組むことを決定した。26日の定例記者会見で落合克宏市長が発表した。
市内には湘南ベルマーレが本拠にするShonan BMWスタジアム平塚や馬入ふれあい公園サッカー場、湘南ひらつかビーチパークなどのスポーツ施設がある。過去に世界大会の事前キャンプが行われた実績も考慮し、市は誘致種目をサッカーとビーチバレーに絞った。2002年の日韓共催FIFAワールドカップでナイジェリアチーム、12年8月にU―20女子ワールドカップのニュージーランド代表が滞在した。
キャンプ誘致は国内外に平塚をPRする機会ができるほか、スポーツや国際交流の振興、地域活性化などにつながることが期待される。市は関係団体と連携し、誘致活動を行う組織について検討を始める意向だ。
7月30日に県は黒岩祐治知事を委員長、各市町村長を委員とする「神奈川2020事前キャンプ誘致等委員会」を設立。同委員会は今秋までに日本語・英語のパンフレットとホームページを作成、競技団体や各国大使館などへ広報活動を行っていく。市は事前合宿の受け入れ用意があることをパンフレットに掲載してもらうよう要望するという。
誘致活動では他の自治体が平塚と同じ種目で候補地に名乗りをあげることも考えられる。「市の魅力を県にアピールすると同時に県の働きと合わせて市独自の活動を進め、オリンピックに協力できる体制を整えていく」と落合市長。「市民にとって様々な効果を生む可能性がある」と述べた。
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