平塚市 認知症検査サイト開設 早期発見を啓発
平塚市は介護予防事業の一環で1日から、ウェブサイト上の認知症簡易チェックシステム「これって認知症?」の提供を県内で初めて開始した。9月24日、落合克宏市長が記者会見で発表した。
このシステムは「漢字を忘れる」「外出がおっくうだ」など10〜20項目の質問に答えることで、認知症のリスクを確認できるもの。本人向けの「私も認知症?」と家族や介護者向けの「これって認知症?」の2種類があり、いずれも個人情報を入力することなく、無料で利用できる。平塚市HP上にリンクが張られている。
事業を推進する市高齢福祉課によると、認知症は進行を抑えるためにも軽度時の発見が重要視され、サイト上で市内の地域包括支援センターや医療機関など相談先を紹介することで、早期治療の啓発に繋げたいとしている。
国内60歳以上の4人に1人が認知症、または予備軍とされ、市でも65歳以上の24・1%にあたる1万5934人が該当するとされている(介護保険登録者データ2014年1月時点)。同課は、団塊世代が75歳を迎え、介護対象者が増加すると予想される2025年を目標に、認知症対策の強化を進めていく方針。2015年の介護保険法の一部改正を前に、国からも介護対策の強化が呼びかけられているという。
システムは公益社団法人「認知症の人と家族の会」のチェックリストと、東海大学医学部の市村篤医学博士監修の基に民間システム会社が製作。市は導入費約5万円、毎月約4千円の管理費用を予算計上した。
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