里山で収穫の喜び 市民ら稲刈り体験
谷戸田と呼ばれる、市内土屋にある谷あいの田んぼで4日、地元の大学生と親子ら約110人が稲刈りを体験した。市民と東海大学、神奈川大学、市が連携して里山の再生と保存に取り組む交流事業の一環。市民グループ・里山をよみがえらせる会が協力した。
里山再生プロジェクトの第1回目として6月に植えたうるち米ともち米の稲が無事に実り、参加者は鎌を握り、稲を刈り取った。束ねた稲を稲架(はさ)に掛け、子どもたちは稲を両腕に抱え、田んぼと稲架の間をせっせと往復。作業は1時間ほどで終了した。
港小学校3年生の寺戸銀乃祐くんは「稲刈りをやってみて、お米ができるまで大変でお米は大切なものだと思った。大きなカマキリやショウリョウバッタを捕まえた」と笑顔を見せた。
稲刈りの後、参加者は希少なカヤネズミを観察したり、芋掘りや芋蔓を使ったリース作りなどをしたりして里山の自然に親しんだ。
稲は天日で乾燥させ、18日に昔の農機具の千歯こきを用いた脱穀体験や精米を行い、新米を試食する。11月15日には毎年恒例の里山祭を開催、収穫米を使った餅つきやわら細工づくりなどを予定している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>