湘 南ベルマーレ 初の栄冠 リーグ圧倒 次節ホームゲームで凱旋表彰式
Jリーグ史上最速のJ1昇格を決めていた湘南ベルマーレが11日、味の素スタジアムで行われたJ2第36節で東京ヴェルディと対戦。0対0のスコアレスドローで勝ち点を89とし、6試合を残してリーグ初優勝を決めた。
曺貴裁監督が「過去最強の湘南」を目指したチームは、開幕から白星を重ねて第3節で首位に浮上すると、14連勝でJリーグ記録を更新。首位の座を一度も譲らず圧倒的な強さを示してリーグを制した。19日のホームゲーム(長崎戦)で表彰式も行われシャーレが贈呈される。
この日、先に試合を終えた2位の松本山雅FCが勝利したため、引き分け以上が優勝決定の条件となっていた湘南。歴史的瞬間を目にしようと詰めかけた3000人を超える湘南サポーターにより、敵地にも関わらず味の素スタジアムはホームさながらの雰囲気に包まれた。
試合は目の前での胴上げを阻止したい東京Vが序盤から主導権を握り、攻守に高い集中力を見せる。初優勝の重圧から動きに硬さの見られる湘南にチャンスが訪れたのは前半41分。大竹のフリーキックにウェリントンが頭で合わせてゴールを狙うも相手GKの好セーブに阻まれ、スコアレスで前半を折り返す。
ハーフタイム中に曺監督から「引き分けではダメだ」と叱咤激励され迎えた後半。勝って優勝を決めたい湘南は、ハイプレスから素早く攻撃に転じる『湘南スタイル』で意地を見せる。終了間際には、途中出場の岡田が決定的シーンを作り出すもネットは揺らせず、試合終了のホイッスルを聞いた。
試合後、キャプテンの永木亮太選手は、「勝って優勝したかった。他の選手もスッキリしない顔をしていて、うちのチームは結果だけでなく、試合のプロセスや内容を求めていることがあらためて分かった」と振り返った。
優勝を決めた湘南は残り6試合で、2009年にベガルタ仙台が記録した年間勝ち点の更新がかかる。
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