七夕条例の制定を訴え 青年会議所 例会に市長招き
七夕を切り口としたまちづくりを目指す平塚青年会議所(平塚JC)=宝蔵寺賢理事長=が16日、落合克宏市長や議会、行政関係者らを例会に招き、「七夕条例」の制定を提案した。平塚JCは「七夕のまちという理念を共有し、市内外に知らせるために条例は必要」と訴えた。
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今回の提案は、平塚JCが七夕のまちづくりに関して助言を受けている内閣府地域活性化伝道師で跡見学園女子大学准教授の篠原靖氏らを招き、七夕による観光まちづくりの可能性を探る例会の中で出された。
平塚JCは、今年も165万人の観光客を集めた「湘南ひらつか七夕まつり」を地域で最大の財産であると位置付け、期間中のイベントだけではなく「年間を通じて七夕を感じられるまちづくり」の必要性を主張している。出会いや願掛けといったイメージを持つ七夕がまちの印象として定着すれば、郷土愛の醸成や観光誘致につながると考えているからだ。
平塚JCは昨年、平塚駅に働きかけて発車ベルを「たなばたさま」に変更。今年も、中心商店街にある観光協会に織姫と彦星のモニュメントを設置したり、飲食店のグランプリを開いて七夕にちなんだご当地グルメの開発を促したりと、七夕のまちづくりに向けた具体的な取り組みも見せている。
七夕条例に関し、宝蔵寺理事長は「祭りとしてだけではなく、市民の文化と捉えて欲しい。文化としての誇りが生まれれば、七夕をコンセプトにしたまちづくりも進むはず。条例はそのための一つの手段」と話している。
落合市長は例会で「日本で地域創生がキーワードになり、地域で自主的なまちづくりを進めていく時代が来ている。平塚の良い資源に注目し、活性化に向けた動きだと捉えている」と平塚JCの一連の取り組みを評価していた。
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