「選ばれるまちになるために」をテーマに、平塚市の諸課題を各分野の関係者や専門家を集めて議論しようと、今年5月に開催された「第1回平塚ダボス会議」。同実行委員会(河野太郎実行委員長)は21日、地域課題への意見や提言が生まれた当日の会議の内容をまとめた文書を、落合克宏市長に提出した。
同会議は、平塚商工会議所や同会議所青年部、平塚青年会議所をはじめ、地元政財界人やメディア関係者らが運営し、市民の参加を募って開催した。
当日は、平塚市の将来人口推計や、市内に工場を構える大手企業の本音、市内小中学生の学力、高齢者医療の在り方など、人口減少に打ち勝つ「選ばれるまち」に向けた課題6項目を議論した。
今回提出した文書は、人口問題に詳しい専修大学教授の江崎雄治氏や、ベネッセ教育総合研究所の谷山和成所長ら専門家の提言をはじめ、商工会議所会頭や商店街会長、市民病院事業管理者、地元工場の管理者らがパネルディスカッションなどで交わした意見が盛り込まれている。
市長を訪問したダボス会議の発起人で代議士の河野実行委員長は「相模川を境に西側は人口減少傾向にある。人口の社会増を広げていくことは大事。(会議の内容が)未来へのまちづくりに役立てば」と文書を提出した。
市長は「課題を捉えて市民や各分野の方々から提言していただき、ありがたい。平塚の魅力化、持続可能なまちづくりを進める上で参考にしたい」と語っていた。
実行委は今後、市に提出した文書をウェブ上で公開する予定だ。
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