大磯高校で映画制作活動をしているSF研究部の作った防災教育DVDが先月29日、市教育委員会に寄贈された。市内小中学校全43校に配布され、防災教育に役立ててもらう。
子どもたちに災害から身を守る方法を学んでもらおうと、市外局番「0463」の3市2町の自治体職員らでつくるNPO法人0463チャレンジセンターが「湘南映像プロジェクト」の一環で企画。昨年4月頃から活動が始まった。
小学生向けと中学生向けの2種類を制作。
小学生向けDVDは大磯高校のご当地ヒーロー「磯高戦隊イソホークス」が登場し、地震や津波、火災といった災害時の対処法をクイズ形式で教えている。
恋愛ドラマ仕立ての中学生向けでは、主人公の中学生カップルが大地震に遭遇し、避難所などで自分達ができることを探していくというストーリー。ラスカ平塚や大磯町役場など地元お馴染みの場所も登場する。
シナリオ作りやキャスティング、ロケ地決め、撮影など部員24人が地域住民の手を借りて制作。シナリオ作りの参考に、東北被災地のボランティアをしている東海大学のサークルの学生に協力してもらい、震災発生時の被災地の様子を聞き取り調査した。
監督を務めた同部3年の高橋愛さんは、「キャスト集めやロケーション探しなど苦戦したこともあったけれど、地元の人の協力もあって納得のいく作品に仕上がった。小中学生と年の近い高校生が作った映像ならば、親しんでもらえそう」と嬉しそうに話していた。
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