平塚市立港小学校3年生の俵昴君が、1月10日に静岡県で行われた「掛川こども王将戦」の中学生・有段者以上が対象のSランクに出場し、優勝した。
現在の段位は3段。俵君は今大会について「普段なら勝てそうもない相手に勝てた。きっと勝てると信じていた」と振り返り、賞状を手に笑顔を見せた。
家族共通の趣味でもある将棋を始めたのは3歳のとき。幼稚園年長で初段を取得し、一時は父、姉ともに段位が並んだこともあるという。学校の勉強と並行して、ネット将棋や詰将棋、将棋本を読むなど日々練習を重ねている。「勝ったときや詰将棋が解けた時の達成感が嬉しい」と将棋の魅力を語る。
将来の目標は「プロになって名人をとること」。「負けてしまった時に、ミスのショックなどを引きずってがっくりしてしまうのを直したい」と精神力の強化を課題に挙げ、プロ棋士の養成機関といわれる「奨励会」への入会を第一の目標に掲げる。
6月に行われる全国小学生倉敷王将戦の県予選から高学年の部に出場する予定。昨年は低学年の部で準優勝した大会だが、「相手はみんな強い。負けて当然だと開き直って、思い切りやりたい」とチャレンジャーの気持ちで全国の切符をかけ戦う。
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