平塚市は、経済対策に向けた国の交付金を活用してプレミアム商品券を発行する。事業経費1億6700万円を2014年度補正予算に盛り込んだ。経費は全額交付金で賄い、今後事業規模や発売時期について決定する。
国からの「地域住民生活等緊急支援のための交付金」2億5千万円のうち、1億6700万円を財源とした商品券発行経費を2014年度補正予算に計上した。事業規模や発売時期に関しては、平塚商工会議所、市商店街連合会と協議を進める。
交付金から事業規模を想定すると、1冊1万円の商品券に2千円(20%)分のプレミアム分を上乗せし、7万冊を発行する見通し。3月定例会に提出した14年度補正予算に関する松本敏子議員の質疑に対し、市産業振興部長は「プレミアム商品券の実施については、ボーナスなど大きなトピックスのある時期を想定している」と答えている。
経済効果については8億4千万円程度と試算し、「消費を喚起するという部分で、各店には商品券を使った新たな取り組みを通してお客を引き込んでもらいたい。市全体としても販売促進活動を積極的に実施し、経済効果を更に上乗せできるよう検討したい」(同部長)としている。
商品券の発売は今回で4度目。前回は2014年5月、額面千円の商品券11枚セットを1万円で売り出し、4万冊が完売した。市商店街連合会の升水一義会長は「過去のプレミアム商品券による経済効果は商店街でも実感できた。発売時期などをよく検討し、消費活性につなげたい」と話している。
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