要法寺(平塚4の10の10)で蓮の花が見ごろを迎えている。境内に並べられた壺から茎を背丈ほどの高さに伸ばし、こぼれるように花弁を咲かせている。
壺に植えられた蓮は毎年、お彼岸があける3月ごろに、養分がいきわたるようにと植え替え作業が行われるという。守屋宣明住職は、「池に咲く蓮ではなかなか見られない、花弁の中まで、間近に見ることができます」と今年も無事に咲いた色鮮やかな花に目を細める。蓮は気温が上がると一気に開花するため、例年7月末ごろまで楽しめるという。
同寺は日蓮宗。仏教において、泥水の中から茎を伸ばし、鮮やかな花を咲かす蓮は、「世間の苦しみの中でも、まっすぐに生きていく」という人間の生き方を表すとされている。
茅ヶ崎市から毎年見に来るという女性は「手入れが行き届いていてとてもキレイ」と、今朝花を開かせたばかりだという蓮の花を覗きこみ笑顔を見せた。おすすめの時間帯は朝7時ごろ。開花中の7月末頃までは、朝6時半に開門しており、朝露に輝く蓮を自由に観覧することができる。
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