歳入確保のために公共施設にネーミングライツを導入する取り組みについて、平塚市は「平塚漁港」「馬入・光と風の花づつみ」「馬入サッカー場」「湘南ひらつかパークゴルフ場」の4施設を「重点施設」と位置付け、市の希望価格を提示し、契約する企業を再募集する。落合克宏市長が23日の記者会見で発表した。
市は昨年、一部を除く市有施設について、企業側が愛称をつけたい施設を選び、金額などの契約条件とあわせて応募してもらう「提案型ネーミングライツ」を導入。市内約30社を訪問、230社に資料送付するなど、募集開始した。
しかし、対象施設のリストや愛称をつけるメリット、料金の目安などを明確に示さなかったため、応募企業はゼロ。市担当課は「金額の目安や施設を特定しなかったため、興味が持ちづらかったのでは」と説明する。
市は、利用者数やイベント開催実績、メディアへの露出度を踏まえて有力な重点施設を選定、希望価格を提示することで、企業からの応募を促進したい構え。
各施設の希望価格は年額で▽平塚漁港50万円▽馬入・光と風の花づつみ80万円▽馬入サッカー場200万円▽湘南ひらつかパークゴルフ場80万円。
提示した価格はひとつの目安とし、市は「ボランティア清掃ですとか、企業の特性をいかした提案があれば、希望価格より低くても、導入される可能性はある」とし、広く応募を待ちたいとしている。
市は現在、Shonan BMWスタジアム平塚(契約金年額1500万円)▽ひらつかサン・ライフアリーナ(同305万円)▽バッティングパレス相石スタジアムひらつか(同306万円)▽湘南ベルマーレひらつかビーチパーク by shonanzoen(同101万円)▽トッケイセキュリティ平塚総合体育館(同301万円)の5施設で契約を結んでいる。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>