市内金目で地域に根付く太鼓文化を継承していこうと活動する「堀之内太鼓保存会」が26日、「親子マイバチづくり」を開催した。地元の親子約50人が参加し、八角形に整えられた原木を子どもたちがかんなで丸く仕上げ、マイバチの完成を喜んだ。
原木にはすべて同会会長の宮川建雄さん(70)の友人の山から切り倒してきたスギを使用。地元の浅田材木店、井山木工所の協力もあり、毎年無償で実施している。「地域総動員で実現している。ひとつでも欠けたら無理。とてもありがたい」と宮川さんは感謝する。
毎年10月に行われる南金目神社例大祭では堀之内地区、川前地区、坪ノ内地区、青柳地区の山車(だし)が一堂に集結し太鼓を叩く「喧嘩太鼓」が見どころの一つ。破れる寸前まで太鼓の革を張り、より高く、より大きく太鼓を鳴らすことで他地区と競い合う。
会員は中学生から大人まで約20人。宮川さんは「自分より上の世代の人は全員叩けるほど、昔は太鼓が盛んだった」といい、「太鼓を叩くのが好きと言ってくれる子が続けられる場を用意してあげたい」と同会の活動に熱を入れる。
今年の南金目神社例大祭は、10月10日に宵宮、11日に本宮が行われる予定。他にも、金目親水公園で8月15日に行われる「金目灯ろう流し」でも太鼓を披露する。
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