平塚版 掲載号:2015年8月6日号
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政官民で教育の在り方議論 第2回平塚ダボス会議

社会

ワークショップの場で成果を発表する市民
ワークショップの場で成果を発表する市民
「授業に囲碁」具体的提言も

 「選ばれるまちになるために」をテーマに、平塚市が抱える課題について政官民の垣根を越えて議論する「第2回平塚ダボス会議」(河野太郎実行委員長)が2日、商工会議所で開かれた。第2回は教育に光を当て、花まる学習会の高濱正伸代表や市内学校関係者を講師に招いた。会場には聴講者を含め約150人が出席、子育て世代に魅力あるまちづくりを考えた。

 会議を主催したのは地元政財界の関係者らで構成する実行委員会。世界経済フォーラムが毎年開くダボス会議をヒントに、地元衆議院議員の河野氏が発起人となって、昨年5月に初開催した。

 第2回会議は、全国学力・学習状況調査で市内平均点が全国を下回っている状況や、子供を見守る地域社会の希薄化などを背景に、子育て世代に住んでもらえるよう、平塚の教育に焦点を絞って議論した。

 講師の高濱氏は、指導した予備校で無気力な学生の多さに「社会は飯が食えない人を量産している」と感じ、同学習会を創設。「生き抜く力」を重視したユニークな教育活動を展開している。

 高濱氏は講演で「社会は、たった一人で子育てする母親を作ろうとしている」と母親の孤立を問題視。「地域なき時代にいかに地域を編み込むかが課題だ」と話した。また、市が囲碁文化の振興に取り組んでいることを念頭に、「上海の学校で囲碁を授業に取り入れ、学力をアップした例がある。平塚市も部活以外の授業で囲碁を活用しては」などの提言もした。

 会議では、市教委の教育指導担当部長や9年制教育に取り組む平塚中等教育学校の校長ら、市内学校関係者も教育現場の実情や取り組みについて紹介した。生徒の地域ボランティアが活発な大住中学校の栗木雄剛校長は「地域との関わりは、子供が成功体験、社会に必要とされる自己有要感を得る貴重な機会」と地域が与える教育の好影響について言及した。

 一般参加者が教育課題や解決策について議論、発表するワークショップも開かれた。発表では「学校教育に地域が入り込み、コミュニティースクールを創設しては」など具体的な意見も出た。

 河野委員長は「教育も社会保障も、地域の親切なおせっかいでカバーできることがあると皆で考えることが重要」と総括していた。

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