手や足、口の中に水疱性の湿疹が出る感染症「手足口病」が神奈川県内で流行している。
患者数が増加し始めたのは5月下旬ごろ。夏に流行しやすいと言われており、6月29日から7月5日の週には、指定医療機関の報告患者数の平均値(定点当たり報告数)が6・09人となり、警戒レベル(定点あたり5人)を超えた。
平塚市では、7月13日〜19日に患者数が最も増加し、定点あたり14・3人となった。その後、20日〜26日には定点当たり9・28人と減少するも、警戒レベルを大幅に上回っている。
罹患者の90%以上は6歳以下の乳幼児。感染力が強く、咳やくしゃみ、便などから排出されたウイルスが手を介して口や眼の粘膜から感染する。
感染して3〜5日後に口の中や手のひら、足の裏などに湿疹が現れ、38度以下の発熱を伴うこともある。まれに髄膜炎などの合併症が生じる危険性も指摘されている。また、口の中の発疹が痛みを伴う場合は飲食物がとれなくなるため、脱水症状にも注意が必要だ。
平塚市保健センターは、「毎日の手洗いやうがいをしっかりして、予防してほしい。今の時期は、プールで目の粘膜から感染することも多い」と呼びかけている。
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