平塚版 掲載号:2015年8月13日号
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看護学生の指導に努め、神奈川県の「実習指導者表彰」を受賞した 本多 純子さん 市内在住 46歳

寄り添う看護 学生と共に

 ○…「指導者を長く経験して、認められたというのは率直に嬉しい」と受賞に照れ笑う。勤務先の済生会平塚病院で現場の第一線に立ちながら15年間、実習に訪れる看護学生の指導に尽力してきた。「一緒に看護の楽しさややりがいを見いだす」を念頭に、学生と共に考え、力を伸ばす丁寧な指導が評価につながった。「受賞できたのは上司をはじめ周りの人たちのおかげ」と感謝する。

 ○…小学6年生で母親を亡くした時寄り添ってくれた看護師が、この道を志すきっかけと、自身の看護スタイルの芯となった。親身に支えてくれる優しさに救われ、「この人のようになりたい」と憧れた。念願の職業に就き、同病院で勤務して18年。「患者に寄り添う看護」を実践しようと、日々の業務に奔走する。

 ○…常に心がけている「諦めずに継続することの大切さ」は、指導した学生から学んだ。数年前、80代の男性患者の看護を学生と共に受け持った。寝たきりで、介助も断りがちだった男性。今後のケアについて考えた末に、車いすで毎日散歩へ向かうことを考案した。その後退院が決まり、生徒が最後の挨拶へ行くと、口数が少なかった患者が「今までありがとう。これから辛いこともあると思うけど、人間最後はこころだよ」と心を開いて語りかけたという。「そのとき初めて患者の心の声を感じました」と当時を振り返った。

 ○…自身も目標とする「患者に寄り添える看護師」を育成するためには、時代とともに変化する看護の勉強が欠かせない。「学生に教えるからには、自分も勉強しないと」。看護は、患者の回復にどれだけ役立っているか目に見えづらいと言うが、「小さなことでも、できないことを訓練して克服できたとき、患者と一緒に喜べるようになってほしい」と学生へメッセージを送る。己の精進も怠らない指導者は、若き看護師の卵たちをこれからも支え続けてゆく。

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