平塚版 掲載号:2015年8月27日号
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県の「公募型『ロボット実証実験支援事業』」に採択された(株)ラッキーソフト社長 三田村 勉さん 御殿在住 42歳

「新しい介護」の礎築く

 ○…画面の前に設置された「Kinect」と呼ばれるセンサーが人の動きや声に反応し、ゲーム感覚でレクリエーションを行えるソフトを開発。生活支援ロボットの実用化に向けて県が取り組む、「ロボット実証実験支援事業」に採択された。40種類以上のゲームを座ったまま身振り手振りで楽しめ、介護現場などでの活用が期待されている。「新しくて楽しいものを作りたい」という思いが、製品の具現化に導いた。

 ○…小学5年生のとき、兄の影響でプログラミングを始めた。生粋の理系少年かと思いきや、時を同じくして演劇にも挑戦。小学校のクラブに所属し、観客の笑顔を生み出す演劇の世界に没頭した。高校卒業後は劇団に入団し、劇団員として働く傍らゲーム作りを続けた。「将来の夢はプログラマーか舞台俳優。好きなことをずっとやっていた」と振り返る。

 〇…入社した鉄道会社で教育訓練システムの開発に携わり、プログラミングのノウハウを生かして3年前に独立。認知症を患った母親や、散歩中に怪我をして外出を控えるようになった祖母の姿を見る中で、運動や機能回復のトレーニングができる福祉レクリエーションソフトの開発を思い立った。「目先の負をどう改善するかを考え、『負』にニーズがあるからこそ変えていこうと思った」。身近な家族の存在が、高齢者支援という事業に心血を注ぐきっかけになった。

 ○…現代に不可欠となったITの普及の影で、プログラマー人口は減少を辿っているという。「若い人がプログラミングに携われるような環境や仕組みづくりは、私たちの社会的な責任だと思う」と背筋を伸ばす。浜岳中学校で約1年間の講義を行った際は、学生がゲームを開発する楽しさを知るきっかけがないことを実感した。かつて憧れたプログラマーという職業に就く今、自身の技術が将来の担い手に向けた道しるべになればと願う。

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