地元生産者や自治会、学校らが地域ぐるみで農地保全に取り組んでいる「豊田の里を守る会」(石井尊(たかし)会長)が19日、農村環境や生態系を観察する「生き物調査」を実施した。地域住民や豊田小学校の児童ら約40人が参加し、北豊田の農業用水路内を住みかとする生態系の調査を行った。
児童たちは用水路に入ると、手にした網を使ってドジョウやコイ、フナ、メダカなどを採取した。普段触る機会のないドジョウを手にすると「ぬるぬるして掴みにくい」と笑顔を見せていた。参加した高橋涼成(りょうせい)君(7)は「メダカしか採れなかったけど楽しかった。来年も参加したい」と話していた。
同会は、農林水産省が農地の維持や保全管理を支援する「多面的機能交付金」を受けて生き物調査に取り組んでいる。調査は豊田小の授業の一環で行われ、今年で9年目を迎えた。同会は「環境に変化が起きているかを知るために、毎年活動して綺麗にすることが大切だ」と話している。
市内ではその他、城所地区の「城所の環境向上協力隊」(松井孝城代表)が20日、大住中学校周辺で生き物調査を実施した。
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