平塚市美術館や市内小学校で、児童の美術的感性を育む「対話による美術鑑賞」をサポートするボランティアの体験会が9月25日、同館で実施された。市内外から13人が参加し、認定NPO法人ARDA(アルダ)の桑原和美さんがコーディーネーターとなり、館内作品の前で対話鑑賞の手ほどきをした。
この鑑賞方法はニューヨーク近代美術館で開発されたグループ鑑賞用のメソッド。知識に頼らず、構図や色、印象から、作品の見方を深めるため、児童の声を引き出す。体験会では、石田徹也氏の作品『コンビニエンスストアの母子像』を題材に「この絵の中で何がおこっているでしょうか?」と桑原さんが質問。参加者からは「怖い感じがする」「表情がおだやか」など、各々の感想が挙げられた。
桑原さんは「アートに触れることで感性を刺激し、他人の意見を聞くことで多様性を認める心を育てたい。全ての意見が正解です」と話した。
同館は8日までボランティアを募集しており、体験会は10月2日(金)にも実施。午後2時〜3時。申込不要。
問い合わせは同館【電話】0463・35・2111。
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