10月は乳がんの早期発見、診断、治療を呼びかける「ピンクリボンキャンペーン」の強化月間だ。平塚市でも助成制度を通して検診を呼びかけている。
乳がんは、女性が患うがんの第1位で、診断される女性は全国で年間4万人に上る。近年は乳房を切り落とさない治療方法もあるが、治癒のためには早期発見が重要とされている。自己検診に加え、医療機関などは定期的な検診を推奨しており、検診費の一部負担などを行っている市区町村も多い。
平塚市では、40歳以上の偶数年齢の女性を対象に、施設または集団検診の補助を行っている。奇数年齢の女性は、前年受診していない場合受診が可能。
施設検診は市の指定する医療機関に各自で申し込むことで受診でき、費用は2千5百円。集団検診は、指定された日にちと会場の中から選択し、はがきで申し込む。費用は2千円。
40歳以上が対象なのは、乳がんの発生が30歳代から増加し始め、50歳前後にピークを迎えるため。70歳以上は検診費用が無料。
昨年は、40歳以上の市民4万2478人に対し、受診者は2863人と6%程度に留まった。市健康課は今年度の受診率目標に18%を掲げている。「定期的な検診が早期発見に結びつく。健康的な生活に繋げて欲しい」と呼びかける。
市民健康デイで初の関連イベント
市は県平塚保健福祉事務所と共催で10月24日(土)に市保健センターで行う「市民健康デイ」で乳がんの啓発イベントを初めて実施する。
乳がん体験者を招いた講演会は、13時半〜14時に開催。参加無料、事前申し込み制で先着50人。乳がんのセルフチェック指導は、9時半〜15時。そのほか、骨密度や体脂肪、血管年齢、肺の汚れ度などの健康度測定コーナーなどが開かれる。
講演会の申込み・イベント問合せは同センター【電話】0463・55・2111。
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