見附町の崇善(そうぜん)公民館(芦川俊雄館長)で15日、開館50周年記念式典が開催された。半世紀にわたり地域住民が集う拠点として利用される同館を祝福しようと、落合克宏市長や関係者らが参列し、祝辞を述べた。
芦川館長は「利用者に充実した事業を提供し、地域、学校、公民館の連携を深めて地域づくりの担い手である次世代に引き継いでいきたい」と力強く語った。
式典を受け、崇善公民館50周年事業実行委員会(八田厚生実行委員長)は記念誌を刊行した。同館の歴史や「町役場 あったところが 錦町」などと崇善地区の特徴を表現する「そうぜんかるた」等が紹介されている。表紙絵には同地区出身の日本画家、後藤真由美さんの絵画を採用。同館の木造建物を描いた後藤さんは「揉み紙という技法を用いることで、建物の歴史を表現し、木肌を感じさせる作品に仕上げた」と説明する。
ホールや大会議室が所在する木造2階建ての建物は、旧平塚市議事堂として1950年に落成した。当時錦町にあった市役所庁舎が浅間町へ移転するのに伴い、議事堂としての役割を終えた同建物は、地域の要望に応えて改修工事を施し、1965年に公民館として開設した。現在に至るまで地域団体の活動拠点や、崇善小学校児童による写生大会等の体験学習が行われるなど、地域住民の交流の場として愛されている。
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