店の特色を生かした商品の開発を通じて、魅力化と活性化を図る「逸品研究会」(関口雄一会長)が2月4日から7日まで、一年間の取り組みと成果を発表するお披露目会と販売・体験フェアを開催した。初日に行われたお披露目会には、昨年の来場者数200人を上回る人が足を運び、外まで行列が出来るほど盛況だった。
同会は、平塚市、大磯町、伊勢原市の若手商店主を中心に、30店舗が参加。店舗活性のための勉強会を目的に2009年に結成され、7年目を迎えた。店主らは、互いの店の商品へ客観的な意見を交わし、新商品やサービスを開発。年度末にその集大成として、お披露目会で自慢の逸品を店主自ら紹介してきた。
今回は、会場を商工会議所から、ひらつか市民プラザに移して実施。会場では、平塚の地魚と湘南野菜を一皿にした「地魚しらすボウル(湘南平展望レストランFlat(フラット))」や、軽いボールと小さなコートを使い、初心者でもテニスが楽しめる「らくらくテニス(テニスディオ湘南)」など、個性豊かな商品とサービスを来場者にアピールしていた。
イベントに訪れた60代の男性は、「平塚の若い店主らが、日々勉強している事を知るいい機会になった」と話していた。
お披露目会では、平塚逸品グランプリも開催。フード部門でマ・コピーヌの焼き菓子・リンツァーと、フラットの地魚しらすボウルが同率一位。ノーフード部門では、テニスディオ湘南のらくらくテニスが選ばれた。今回の結果を参考に、全国逸品セレクションへ出品する商品が決められる。
また逸品フェアでは、初めての試みとして、商品の販売や、「カバパンのクリーム詰め」「アイロンビーズアクセサリー作り」などの体験を企画。3日間で計約1340人が来場した。
3人の子供と来場した30代の女性は、「ミニ貼り絵作り」など様々な体験に参加したといい、「色々な体験が出来て楽しかった。子供も喜んでくれ、平塚の事も知れてよかった」とにっこり。子どもたちからも「もっとやりたい」と声が上がっていた。
関口会長は「反響は思っていた以上。これをきっかけにお店への来店へつながればうれしい」と、今後の賑わいに期待を寄せた。
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