相模湾のシラス漁が3月11日、解禁した。ここ数年の春シラスは不漁続きだったが、今年は解禁日から水揚げは上々。地元漁師もほくほく顔だ。
市漁協副組合長でシラス漁船「丸八丸」(千石河岸53の7、【電話】0463・22・7260)の杉山武さんは「昨年も3月はほとんど漁がなかったが、珍しくよく獲れる。幸先の良いスタートです」と目を丸くする。
同じシラス漁を営む「佳栄丸」(千石河岸57、【電話】0463・22・6551)の府川佳男さんも「気象の変化で海の様子も変わり、例年予測が立たない状況だったが、まずはいい出足になった。お客さんからも喜ばれている」と話す。
今年の春シラスは、カタクチイワシのほか、ウルメイワシやマイワシの子が混在しているものが多いという。府川さんは「出始めのシラスで細かく中粒くらい。いい物が獲れている」と目を細める。杉山さんは「多種が混じることで、風味や旨味が強くなる。味も濃いのが特徴だ」と話している。
両漁船は、朝に水揚げしたシラスを生のまま販売しているほか、自前の工場で釜揚げや沖漬けなどに加工。地元消費者や観光客に販売している。
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