平塚市美術館は開館25周年を記念して、北海道立近代美術館所蔵のガラス工芸作品を展示する「華麗なるガラス工芸の世界―ヴェネツィアから現代まで」を4月23日から6月19日まで開く。17世紀から現代にかけてヨーロッパで制作された作品を中心に約120点を展示する。
展覧会では、時代の流れとともに移り変わる表現や受け継がれる伝統を鑑賞してもらおうと、6つのパートに分けて作品を紹介する。高い技術力で制作されたヴェネツィアングラスや、19世紀後半のフランスで流行したアール・ヌーヴォー(芸術運動)を代表する芸術家、エミール・ガレが自然をモチーフとして曲線的な表現を取り入れた「昆虫文双耳花器」(こんちゅうもんそうじかき)、幾何学的で直線的な文様が特徴で、20世紀前半に登場したアール・デコ様式の作品などを展示。スウェーデンのガラス工芸品や現在も活躍している日本人作家が手掛けた作品も並ぶ。
また会期中は、さまざまなイベントを企画。4月23日午前11時から、北海道立近代美術館学芸員の森本陽香氏を講師に招いて、ギャラリートークを実施。展覧会の見どころや作品の解説を紹介する。5月28日と6月11日には、中学生から一般を対象にワークショップ「型ガラスでオブジェをつくろう」を開催。2回連続講座で定員20人。事前申込制(詳細は市美術館ホームページhttp://www.city.hirats
uka.kanagawa.jp/art-muse/に掲載)。
このほか「萬鉄五郎×岸田劉生 その仲間たち」と題した展示会が6月12日まで同時開催され、湘南地域ゆかりの作家が手掛けた大正時代の油絵が展示される。
観覧料は一般800円、高校・大学生500円。中学生以下と毎週土曜日の高校生、65歳以上の市民は無料。開館時間は午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)。月曜日休館。
問い合わせは【電話】0463・35・2111。
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