年に一度の防災訓練「ひらつか防災フェア」が8月20日(土)、市総合公園内の平塚のはらっぱで実施される。午前9時〜正午。荒天中止。昨年まで行われていた市総合防災訓練の内容を見直し「体験型」の防災訓練に一新された。
市災害対策課によると、熊本地震の発生直後、熊本県益城町では約170件の救助要請があったが、そのうち9割は住民らが協力して救助にあたったという。
そこで、実践的な防災訓練を市民に受けてもらい、災害発生時の「共助」に役立ててもらおうと、市では従来の見学型から体験型へ訓練の内容を見直した。
「家族を守るのはあなた」をキャッチフレーズに実施される今回の防災フェア。目玉は、初となる倒壊家屋からの負傷者救出体験(10時10分〜11時20分)。市の救助隊員から救出の手順や負傷者への対応の仕方を学ぶ。ほかにも、AED(自動体外式除細動器)の取り扱い体験、身近な物を使った応急手当体験、心肺蘇生体験などを予定している。
体験型訓練のほかには、市職員が寸劇を通じて日ごろの備えを呼びかける「家族防災会議劇場」も開かれる。さらに、陸上自衛隊の専用車による炊き出し訓練も実施される。午前9時からじゃがいもをゆで始め、出来たてのじゃがバターを参加者に試食してもらう。
防災訓練には毎年およそ2500人が参加。今回、市は1万人を目標に掲げ、チラシ配布などを通じて広く参加を呼びかけている。同課担当者は「若い世代にも積極的にご参加いただきたい」と話している。
問い合わせは市災害対策課【電話】0463・21・9734。
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