平塚版 掲載号:2016年8月25日号
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元麻布ギャラリーの展示会で中国結びを出品している セツ ジャウンさん 夕陽ヶ丘在住 47歳

「助けてくれた人に恩返し」

 ○…「子どものころから手先を動かして何かを作ることが好きだった」と人懐っこい笑顔で語りかける。天然石やひもを編みこんで作る母国の伝統工芸「中国結び」の個展や教室を市内各所で開催しており、現在元麻布ギャラリーで開催中の展示会「星の会」にも出品している。「自分で自由に表現できることが楽しい。デザインを考え出すと一日中考えてしまうこともある」とその魅力を話す。

 ○…台湾で生まれる。中学生の時、伝統文化を学ぶ授業で中国結びを知ってから、友人の誕生日に自作してプレゼントするなど、その魅力の虜となった。28歳の時に結婚。料理人の夫が平塚の店に転勤したのを追い来日した。右も左も分からない異国の地での生活は簡単ではなかったが、持ち前の明るさと笑顔で友人を増やした。来日して18年が経った現在では、17歳と15歳の子どもを持つ2児の母となった。休日は趣味の山登りに出かけるなど、充実した生活を送っている。

 ○…「台湾でも日本語の勉強はしていたけれども、実際にしゃべるのが一番勉強になる」と流ちょうな日本語で話す。辛かったことを挙げるときりがないといい、特に辛かったのは公園デビューだったという。ママ友に挨拶をしても外国人として扱われ、疎外感を感じた。「自分と同じような体験を平塚に住む外国人にして欲しくない」という思いから「平塚華人会」を結成。母国の料理を一緒に作りながら互いの悩みを語り合う居場所を作った。「人と出会うのが大好き。困っている人は見過ごせない」と姉御肌な一面も。

 ○…大好きな台湾のことを知ってもらいたいと、今年で10回目となる「ひらつかワールドフェア」(10月30日総合公園で開催)に第1回から参加し、今は準備に追われる毎日だ。「たくさんの人に助けてもらってきた。その人達に恩返しがしたい」と意気込み、誰よりも外国人と日本人の心が固く結ばれることを祈っている。

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