9月19日の「敬老の日」を前にした2日、落合克宏市長が唐ヶ原の特別養護老人ホーム「富士白苑」を訪れ、市内最高齢で同施設に入所している岩本みよさん(106)にメッセージカードと祝い品を贈呈した。
平塚市内で100歳を超える高齢者は過去最多の114人で、白寿(99歳)を迎えた人は75人(いずれも8月1日現在)。最高齢は106歳の女性2人で、誕生月の早い岩本さんが最長寿となる。落合市長は99歳以上で訪問を希望した人を1日、2日にかけて訪問、「敬」と書かれた直筆のカードと膝掛けを贈った。
市長の訪問に笑顔で応じた岩本さんは、長寿の秘けつを「好き嫌いなくほどほどに食べること」とはっきりとした口調で話した。
富士白苑の職員によると、岩本さんは施設で開かれている書道教室や歌の会へ頻繁に顔を出し、おしぼりをたたむ作業など職員の手伝いにも積極的という。「皆で集まるのが楽しいし好きだから」と岩本さん。
1910年3月7日、静岡県に生まれた。31年に結婚し、7人の子、孫10人、ひ孫13人、玄孫1人に恵まれた。59年に夫の仕事で市内菫平へ。バラが好きな岩本さんにとって自然豊かな平塚に馴染むのに時間はかからなかった。かつては家庭菜園を好み、今は花菜ガーデン(寺田縄)で植物観察するのが楽しみの一つだ。
今も病気はしておらず、元気いっぱいの岩本さん。「(これからも)病気をせず人に迷惑をかけないで生きていきたいですね」と笑顔で前を向いた。
市では、99歳以上の人を市長が訪問し、米寿(88歳)を迎えた人には各地の民生委員児童委員から祝い品が届けられている。
市内在住の99歳以上は189人(男性20人、女性169人)。米寿(88歳)は946人(男性329人、女性617人)。いずれも8月1日現在。
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