”裏天王山”に敗れて最下位に転落し、試合後にはサポーターと監督、選手が衝突するなど不穏な空気が漂った福岡戦から一週間。敵地にも関わらず、ジュビロ磐田のゴール裏は多くの湘南サポーターで黄緑に染められていた。
互いの気持ちをぶつけあい、頼もしい12番の選手と再び一致団結したイレブンは序盤こそ攻めあぐねるもゴールへの意識が強く、徐々に試合のペースを握り始める。
19分には、ドリブルで敵陣に攻め込んだ山田が送ったクロスに、三竿が合わせてネットを揺らしたがオフサイドの判定。さらに30分、下田の蹴った絶妙なコーナーキックに大槻がドンピシャのタイミングで頭で合わせるも、相手GKの好セーブに阻まれて先制点ならず。
後半に入ると磐田に攻め込まれるシーンが増えるが、GK村山が好セーブを連発。最後まで互いに死闘を尽くした一戦は、スコアレスドローで長いホイッスルを聞いた。
残留に向けて何としても欲しかった勝ち点3を奪えず、早ければ次節にもJ2降格が決定する。だが、試合後には闘志をみせた選手にサポーターからあたたかい拍手が送られた。残り4試合、サポーターが望んでいるのは、最後まで湘南スタイルを貫き通して戦う選手の姿だ。
次節以降のスケジュールは10月1日、ホームに柏レイソルを迎え、22日に敵地で大宮アルティージャ、29日にはホーム最終戦でヴァンフォーレ甲府と対戦する。
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