平塚版 掲載号:2016年11月3日号 エリアトップへ

土屋ざる菊愛好会の会長 石井 正昭さん 土屋在住 74歳

掲載号:2016年11月3日号

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「新名所」の仕掛け人

 ○…「花でも咲かせてみようかな」と思った場所は、架橋工事で資材置き場にされていた土地だった。整地されていたとはいえ、土壌は主に残土がベース、大小の石が混入するなど畑と呼ぶには程遠い。仲間や土屋小児童の手を借りながら昨年、「土屋ざる菊園」を整備した。今年も挿し芽から丹精込めて育てあげた約800株が見ごろを迎えた。「俺の取材はどうでもいいから、一緒に畑を見てくれよ」と、目じりを下げる。畑では色鮮やかな黄色と赤、つぼみを付け始めた白やピンクが開花間近だ。

 ○…軽い気持ちで始めた菊園の反響は想像以上で、昨年は市内外から大勢の見物客が訪れた。市道沿いの一角という立地から車の来園が多く、駐車場の案内は段ボールで作成した看板で対応に追われた。今年は『ひらつか市民活動ファンド』に申請し、補助金を案内板の作成に充てて準備万端。「大勢の人に見てもらえたら嬉しい」と期待を寄せる。人手の多さに反比例するようにゴミのポイ捨ても減り、「花の魅力のおかげ」と波及効果を喜ぶ。

 ○…生まれも育ちも土屋。雑木林に自生するクリやアケビでお腹を満たし、チャンバラ遊びに没頭した少年時代。「学校では声がデカイと怒られて、何度も立たされた」と当時を懐かしむ。工業高校を卒業すると、スーツ姿に憧れて自動車メーカーに入社。主にエンジン開発に携わった。勤務地が遠くても「土屋を出ようと思ったことはない」と郷土愛を滲ませる。

 ○…土屋ざる菊愛好会は、土屋菊づくり愛好会のメンバーと地域住民ら22人が在籍。90歳超えを筆頭にシニア世代が多く、月1回およそ1〜2時間程度の除草作業は重労働。負担を軽減しようと、メンバーの増員を望んでいる。名所として認知されれば自然と人の輪は広がっていくと言い、「菊の栽培と同じで手順を守って地道にコツコツ。あとは放任」。一際大きな声で笑った。

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