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指の曲げ伸ばしが気になる方へ 医療レポート 手の痛み・腱鞘炎(けんしょうえん)の治療 取材協力/伊勢原協同病院
パソコンやスマホの普及に伴い、手首や指の痛みを抱える人が増えているという現代。伊勢原協同病院(井上元保病院長)の第二整形外科診療部長である齋藤育雄医師に話を伺った。
「指の曲げ伸ばしの障害とされる病気のひとつに腱鞘炎(けんしょうえん)があります」と齋藤医師。手が痛むと『腱鞘炎だよ』という言葉を良く聞くが、医学的には手足を含め、文字通り腱鞘が存在する場所でのみ生じる障害だという。手で多いのは、通称『ばね指』と呼ばれる、手のひらの指の付け根部分にある腱鞘が炎症を起こし、指を伸ばそうとすると引っかかりが生じるもの。治療については「まずは安静や外用薬などで治療します。ひっかかりが強い場合にはステロイド注射を行い、それでも改善しないときには腱鞘を切開する手術となります」と話す。手術は局所麻酔で10分程だという。
「また、似たような病気に、デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)があります。なじみのない病気だと思いますが、150年以上前から知られています。原因はいまだ不明で、手のひらにしこり状のものが出来て、徐々に指が曲がってきます。小指、薬指に多く痛みが無いのが特徴で、かなり進行してから受診される方もいます」。進行例の治療は手術のみだったが、最近は注射による治療法が開発された。「特殊な注射のため治療できる医師や医療機関は少ないが、当院では腱鞘炎手術もデュピュイトラン拘縮の注射療法にも対応。このほか、手の痛みを伴う症状の治療を行っていますので、気になることがある際には、一度受診することをお勧めいたします」と齋藤医師は話した。
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