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昭和のヒーローで利用者増へ 北図書館で「怪獣ブロマイド展」

経済

掲載号:2016年12月8日号

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カウンター前に展示された怪獣ブロマイドを見学する親子
カウンター前に展示された怪獣ブロマイドを見学する親子

 宇宙からやって来たヒーローが怪獣をやっつける特撮ドラマで人気を博したテレビ番組「ウルトラマン」。放映開始から50年目に合わせて、北図書館(田村3の12の5)で小さな展示会「懐かしの怪獣ブロマイド」が12月28日まで開催されている。ブロマイドは昭和40年代の駄菓子屋で、1枚ずつ袋詰めした束から5円を払って引き抜く『5円引き』で販売されていたもの。

 怪獣ブロマイドは、同館の丸島隆雄館長がウルトラマンに夢中だった幼少期に集めたもの。番組のワンシーンを切り取った43枚のブロマイドと一緒に関連図書8冊が貸出し・返却カウンター前に設けた展示スペースで紹介されている。「ゼットンは初めてウルトラマンを倒した怪獣で、レッドキングは人気があった。バルタン星人はバージョンを変えて2代登場したんだよ」と丸島館長の語り口も軽やか。ガラスケース脇に置かれた小冊子は丸島館長のお手製で、本やインターネットで全39話に登場した怪獣やタイトルを調べ、幼少期の記憶を頼りに1枚5円で購入できた当時の販売手法も紹介されている。

あの手この手で来館呼びかけ

 同館は10月に迎えた開館25周年を契機に、図書館に足を運んでもらおうと「小さな展示会」と題した企画を不定期で実施している。初回で作家の村井弦斎を取り上げ、2回目は親子連れや当時を懐かしむシルバー世代の来館につなげようと、昭和の特撮ドラマを代表するウルトラマンにスポットを当てた。展示開始から数日で来館につながる目立った実感はないと言うも、怪獣ブロマイドを見た横内小児童から「今度は両親と来てみようかな」といった狙い通りの声も寄せられている。

 こうした取り組みの背景には「図書館離れ」や「読書離れ」がある。ゲーム機や電子書籍の台頭が進むにつれて、市内すべての図書館で利用者数は減少傾向にあると言い、同館のほか中央図書館の移動図書館をはじめ、開館20周年を迎えた南図書館では平塚ゆかりの作家・戸川貞雄を紹介するミニ展示会を1月15日まで催すなど、あの手この手で来館者数の拡大や読書習慣の普及に努めている。

 丸島館長は「色々な情報を集めて発信するのが図書館の使命」と話す。北図書館においては書籍のほか雑誌や新聞、CD、映像資料などのソフト面も充実させており、「読書に限らず、仲間を見つけて多少の談笑を楽しむ居場所として気軽に利用してもらえたら」と話していた。同館では今後、来年1月に横内・神田地区で制作されている郷土カルタの展示を予定している。

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