平塚商工会議所(常盤卓嗣会頭)が5日、新年の賀詞交歓会を駅ビルのラスカホールで開催し、政財界人ら約370人が新春の挨拶を交わした。常盤会頭は挨拶の中で「JR相模線の延伸、複線化を議論して参りたい」と話し、相模線を平塚駅に引き入れる運動に同会議所として取り組みたい意向を明かした。
昨年11月に就任した常盤会頭が相模線の延伸について言及したのは、現在開発中の大神地区ツインシティにアクセスする公共交通機関の必要性や、相鉄いずみ野線の倉見駅(寒川町)への延伸計画、相模原商工会議所がJR相模線の複線化の要望を提出したことなどが念頭にあるからだ。
常盤会頭は「相模原、厚木、海老名、茅ケ崎商工会議所などと連絡を取り合い、3月には広域の運動として全商議所が集まって延伸複線化の連絡協議会を立ち上げる」と語った。
また、中小企業が後継者不足によって廃業せざるを得ないケースが全国的に目立つことから、「事業継承こそがまちの発展のカギ。事業継承の支援を積極的に進めたい」と、同会議所の取り組むべき課題を挙げた。地元経済界で研究すると表明していた湘南ベルマーレのスタジアム構想については、「近隣市も手を上げているが、平塚のホームタウンを守るため、力をあわせて進めたい」と意欲を示していた。
出席した河野太郎前行革担当相は「都市間競争の時代に間違いなく入っている。落合市長と常盤会頭を中心に平塚で産業をどのように育てていくのか、しっかりとした戦略を立て、平塚の活性化に努めていただきたい」とエールを送った。
1957年生まれの年男である落合市長は「今年の干支は物事の動きが活発になるといわれる酉年です。(ららぽーとの開業などによる)人や情報の新たな流れを大きくし、平塚市へ多くの方々を取り込み、まちの賑わい創出に取り組んでいきたい」と述べていた。
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