神奈川社会福祉専門学校(立野町1の10)の学生を対象にした講演会が13日、市勤労会館で開かれ、湘南ベルマーレフットサルクラブ所属の久光重貴さん(35)が登壇した。
2013年に肺がんと分かり、現在も抗がん剤治療を受けながらプロとして競技を続けている久光さん。この日は「笑顔の連鎖 いのちの輝き」と題し、自身の体験を交えながら「今をどう生きるか」を1時間にわたって熱弁した。
医師の余命宣告に耳を貸さなかった久光さんは「人生を人に決められるようで嫌だった。自分らしく生きたかった」と当時を振り返った。その上で「今も大好きなフットサルができているのは当たり前のことではない。どうか貴重な時間をどのように使うべきか考えてほしい」と、集まった114人の学生に呼びかけた。
演題となった「笑顔の連鎖」は、久光さんが全国の小児病棟の子供たちと交流する活動「リングスマイル」に由来する。講演の最後、久光さんは「病と闘う子供たちに『一緒に頑張ろう』と伝えてきた。人生にはつらいこともあるが、みんなも一緒に前へ進もう」と学生たちに語りかけていた。
社会福祉科2年の篠塚征彦さん(20)は「闘病しながらも講演では前向きな言葉があふれていた。社会に出てからも今日の講演を忘れず頑張りたい」と話した。
講演後には、リトルキヨシさんによるアコースティックライブも開かれた。
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