平塚市、大磯町、二宮町で発生した災害情報を一元管理し、防災体制を強化する「平塚市・大磯町・二宮町共同消防指令センター」が平塚市役所3階に設置され、4月1日から運用を開始する。落合克宏市長が先月25日の会見で発表した。
1市2町の119番通報を一手に受ける指令センターは、機械室や仮眠室を含めておよそ445・95平方メートル、総事業費はおよそ5億8千万円。出動先の建物の状況や危険物の有無といった文字情報を消防車両で受け取る支援情報システムのほか、スマートフォンのアプリを活用した聴覚障害者向けの通報支援設備などが新たに導入された。センター長1人と平塚市職員5人、大磯町と二宮町の職員各1人が3交代制で勤務する。
指令センターをめぐっては2012年度から3自治体間で協議を開始、今年度はシステムの整備が進められた。市消防総務課によると、運用開始により、市境で起きた火災の応援出動がこれまでよりも迅速になる。
さらに、指令センターを一カ所に集約させることにより、自治体それぞれで運用するよりも経費と人員を削減できる。実際に平塚市の職員は1人削減でき、その分、救急隊を一隊増やすことが可能となった。
県内の共同消防指令センターは横須賀・三浦・葉山、海老名・座間・綾瀬、茅ヶ崎・寒川に続いて4例目。
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