キャンプも折り返し地点を過ぎた2月5日。時差ボケもすっかり解消され、トレーニングや練習試合で、スペイン・マラガには濃密な時間が流れている。
降り立ったキャンプの地に、改めて曺貴裁監督は言う。「自分たちのボールを蹴る音だけが聞こえるような空間でとても集中できる。ヨーロッパのスペインでサッカーができるというのは、選手にとってもサッカー人生でそうある機会ではない。日本では得難い体験ができる」。待ち望んだ環境の中で、選手に求めるは目の前の課題を最大限反芻し、自らの判断で行動に昇華させていくこと。
1から10を示して目的地へ導くのでなく、そこへ到達するのにどのような手段、道のりを選ぶのが最適かを、選手同士のコミュニケーションによって解決させる。例えば選手も事前の相手情報が皆無に等しい練習試合で、実際に相対してみて感じたことを次のプレーに繋げていく作業に「疲れるけれど楽しいし、やりがいがある」と口を揃える。
自分たちの力で自分たちの戦いを構築していく過程が、確かな力となり体に染みついていく。
残りわずかとなったキャンプ。チームはまだ成長の途中だが、それでも早くも開幕が待ち遠しい。
■寄稿/湘南ベルマーレ
広報・吉川真行
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