ザスパクサツ群馬を迎えたホーム開幕戦は、高卒ルーキーのDF杉岡大暉のプロ初ゴールを含む3ゴールを挙げ、湘南ベルマーレが3対1で勝利し、2連勝を飾った。
試合は序盤からベルマーレが主導権を握り、前線からプレスを仕掛けてセカンドボールを拾い、人数をかけた波状攻撃で群馬を自陣に押し込めた。すると前半10分。2戦続けてスタメンに名を連ねた杉岡が、自らのパスのこぼれ球を拾って敵陣深くまで切り込み、倒れ込みながら左足を振り抜いて鋭い弾道をゴール右隅に突き刺した。喜びを爆発させる杉岡の周りにすぐさま他の選手が駆け寄って押し倒し、スタンドの湘南サポーターはこの日一番の大声援でプロ初ゴールを祝福した。
ルーキーの一発に刺激を受けたかのように、後半に入るとベテラン勢が奮起。同4分、杉岡のロングパスをFW藤田祥が身体を張ってキープして前線に送ると、ゴール前に詰めた高山が倒されてPKを獲得。これを落ち着いて決めてリードを広げる。開幕黒星で連敗を避けたい群馬も意地を見せて1点を返したが、同28分。MF菊地俊介のスルーパスに、高山が長い距離を走って勝負を決定づけるダメ押しゴール。その後は持ち前の運動量で群馬の追撃を許さず、2連勝を手繰り寄せた。
杉岡は試合後、初ゴールについて「ペナルティーエリア内では落ち着いて、かつ大胆にプレーできた」と振り返り、曺貴裁(チョウキジェ)監督は「これで良かったと思った瞬間に、彼の成長速度は遅くなる。求めるもののレベルを上げていかないと」と今後を見据えた。
2節終了で連勝は湘南だけとなり、首位に立った。次節は12日(日)、敵地でツエーゲン金沢と対戦する。
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