複数失点をしながらもリーグ屈指の得点力でカバーし、今季の昇格プレーオフ圏内に浮上してきたV・ファーレン長崎をホームに迎えた第17節は、互いに勝ち点1を分け合った。
2試合ぶりの白星を目指す湘南は、18歳の齊藤未月がキャプテンマークを腕に巻き、持ち前の運動量で攻守にわたりチームを牽引。これに反応するかのように、U―20W杯韓国大会から戻った杉岡大暉も、切れ味鋭いドリブルで仕掛けて後ろからラインを押し上げ、長崎を自陣に押し込んだ。
前半14分にはバイアがロングシュートを放ち、40分には、ジネイとの鮮やかなワンツーで秋野央樹がペナルティエリアに切り込んだが、相手DF2人が身体を張ってブロック。先制点を奪えない。
試合が動いたのは後半13分。山田直輝がサイドから仕掛けて藤田祥史にパスし、一度弾かれたボールを再びゴール前に。走り込んだ石川俊輝がゴール正面から右足を振り抜き、J初ゴール。しかし5分後、自陣中央からドリブルで仕掛けた長崎FWが放ったミドルは、GK秋元陽太の手をかすめ、ゴール右上に吸い込まれて振り出しに戻された。
長崎の運動量が落ち始めた頃合いを見て、藤田征也と野田隆之介を相次いでピッチに送り込み、2試合ぶりの白星を目指したが、スコアは動かず。ホーム戦の連敗を2で止めたが、順位を1つ下げ、4位に後退した。次節は10日、勝ち点4差で湘南を追う徳島と敵地で対戦する。
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