粒の形が不揃いなどを理由に市場に出回らない地場の農産物を活用しようと、「菓子司杵若」(黒部丘)が市内産のエダマメを使った新商品を開発した。
開発したのは「湘南ずんだ饅頭」。茹でた地場産のエダマメをさやから手作業で取り出して白あんに和え、もっちりした食感の生地で包んだ一品に仕上げた。
「以前から『市場に回らない商品をうまく利用できないか』という声が生産者からあった」と話すのは、同店3代目の加藤寛さん(33)。知人から市内のエダマメ生産者を紹介されたことがきっかけで、今月から商品の生産を開始。毎週10kgのエダマメを生産者から直接購入している。
同店は1960年から地元農産物を使用した商品開発に取り組んできた。「クリマサリ」が品種改良されたタイミングで地元農産物を使った和菓子作りをスタートし、バラやミカン、トマトなどを使った商品を開発している。加藤さんは今後も継続したい意向で、「今回をきっかけに、市内のさまざまな生産者と連携を図れれば」と話していた。
商品は7月2日(日)の「SunSunマルシェ」で販売。1個160円(税込)。
問い合わせは同店【電話】0463・31・2776。
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