長丁場のリーグ戦の折り返しにあたる第21節で、湘南ベルマーレはホームで昇格のライバルと目される名古屋グランパスと対戦し、2対1で勝利した。
今季から指揮を執る風間八宏監督のもと、コンパクトに保った陣形でパスを回して攻撃を組み立てる名古屋に対し、湘南は前線から守備網を敷いて、ボールの出所を見極めて冷静に対応。危なげない試合運びで迎えた前半13分、ペナルティエリア内で山田が足裏を当てて、ちょこんと出したバックパスに素早く詰めた端戸が鋭いシュートを放ったが、相手GKの正面で得点ならず。
試合が動いたのは前半45分。この日最初のコーナーキックで右サイドから秋野が低い弾道のクロスを供給すると、ゴール前でフリーになった島村が反応。右足を振り抜いて、少ないチャンスを一発で仕留める島村らしいゴールで先発起用に応えてみせた。
ハーフタイムに「追加点を奪って勝つ」と指揮官の檄を受けて臨んだ後半は、開始から湘南ペース。後半5分、右サイドでボールを受けた奈良輪が、敵陣中央からピンポイントでゴール前にクロスを送ると、ジネイが頭で合わせて追加点。その後1点を返され、息を吹き返した名古屋に押し込まれるシーンもあったが、集中力を切らさない守備で逃げ切り、4連勝を飾った。
勝ち点を43とした湘南は、同じ勝ち点ながら得失点差で前を行くアビスパ福岡を追って2位をキープ。次節(7月8日)は、第9節のホーム戦で完封負けを喫した大分トリニータと敵地で対戦する。
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