相模川・金目川・酒匂川水系の河川と川原の石をテーマにした特別展「川原の石のメッセージ〜ひろって学ぶ大地のなりたち〜」が7月15日(土)から市博物館1階で開かれる。観覧無料。
特別展では身近な川原や河川流域でみられる石や岩石、化石、鉱物資料などを基に大地の成り立ちをたどる。日本地質学会が2016年に「神奈川県の石」に選定したトーナル岩やサンゴ石灰岩、県の天然記念物に指定されている菫青石を含んだ変成石やべスブ岩といった貴重な標本をはじめおよそ150点が並ぶほか、ドローン撮影による河川の地形映像なども観ることができる。
学芸員が展示解説
今回の特別展を企画したのは同館で学芸員を務める野崎篤さん(32)。野崎さんは横浜国立大学で地質学を学び、学術博士の博士号を取得。企画段階から「身近にあふれていて知ってそうだけど知られていないことも多い石をテーマに、小学生の自由研究の参考になるような内容に練り上げていった」と振り返る。
期間中は関連行事として展示だけでなく野崎さんらによる講演や展示解説なども予定。野崎さんは「身近な石からぜひ大地の歴史をふれてみてください」と来場を呼びかけている。
おもな関連行事は以下の通り。
【記念講演会】▽「ひろって学ぶ大地のなりたち」(8月12日(土)午前10時30分〜正午/野崎篤氏)▽「川原の石から大地の成り立ちを探る」(9月9日(土)午後2時〜4時40分/藤岡換太郎氏・高橋直樹氏)
【展示解説】▽7月15日(土)・8月6日(日)・9月3日(日)各午後1時〜1時50分。
特別展は9月10日(日)まで。午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)。8月1日(火)〜6日(日)は7時まで(入館は6時30分まで)。休館日は月曜(7月17日は開館)と7月18日(火)。
問い合わせは同館【電話】0463・33・5111へ。
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