豪快なミドルで追加点をあげた秋野
湘南ベルマーレはＪ２リーグ第23節で東京ヴェルディをホームに迎え、２対０の完封勝利で首位をキープした。
首位を倒して浮上の足掛かりとしたい東京Ｖが序盤から主導権を握り、湘南を自陣に押しとどめた。東京Ｖは、元湘南の梶川諒太を中心にサイドから攻撃を組み立てたが湘南守備陣が奮起して、先制点を奪えず。湘南が序盤の猛攻を耐えて落ち着きを取り戻すと、徐々に押し返し、一進一退の展開のまま前半を折り返す。
後半に入ると湘南が持ち前の運動量で、東京Ｖを圧倒した。後半７分、ＤＦ山根の思い切りの良いミドルシュート、その２分後には、岡本のクロスに山田がダイビングヘッドを試みるなど、先制点を期待するサポーターの声援に応えるように選手が躍動した。
試合が動いたのは後半17分。左コーナーキックをペナルティエリア内でバイアが落としてジネイに繋ぎ、足先の浮き球パスで再びバイアへ。胸でワントラップを入れてから左足を振り抜き、ゴール右隅へボレーシュートを突き刺した。今季初ゴールのバイアは、ゴール裏のボールボーイとハイタッチを交わしてから、サポーターの前で喜びを爆発させた。
後半33分、山田が狙い澄ましたグラウンダーパスを石川がワンタッチで落とし、最後は後ろから走り込んだ秋野が左足で豪快にネットを揺らして追加点。流れるような湘南らしい攻撃で相手を崩して、東京Ｖを突き放した。
リーグ戦７試合負けなしの湘南は次節、モンテディオ山形と対戦する。前回ホームで０対１の完封負けを喫したリベンジを敵地で果たせるか。
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